2015年12月16日

同性愛者は異常か正常か 

岐阜県議会で「同性愛は異常」という発言があったそうである。大半の人はこれにひどいと言うのだが、その本心はどこにあるのだろうか。
 オネエと呼ばれる人がテレビで活躍し、同性愛という言葉の垣根は低くなった。また、BLという言葉で知られる少年の同性愛にうっとりする腐女子もいる。だからと言って、同性愛が認められたわけでは実はないと思う。
 そういう差別はよくない、あるいは悪口はよくないと思うから「ひどい」であって、そこにはまだ他人事だという意識もあるのだはないか。自分にはかかわりのない世界だけれど、人を差別するのはよくないということで言っているのではないのだろうか。それはそういう世の中の流れの中で言っているに過ぎないかもしれない。
 私は、ある意味「異常」だと思っている。それが正常ではないという意味で。あるいは異常というよりは異端と言っていいのかもしれない。こっちの方が近いかもしれない。

 歴史的に見れば、同性愛は古くからあるようだ。昔から武将はそういう傾向があると聞く。織田信長も近くに美少年を置いていたし、(もちろん、結婚もしているわけだが)それが当たり前でもあった。徳川家光なども男が好きで、そのために世継ぎが生まれず春日局は苦労する。男っぽい尼さんを還俗させて連れてきたりして、大奥なども創り上げてしまう。
 生物学的に異常だというのも正確には当てはまらない。
 動物に同性愛がないかというと、実はそうではなく少なからずそういうものもいるらしい。ただ、そういうのばかりだと種は絶滅してしまうので、やはり特殊な結果だと考えるしかないだろう。
 実際にどれくらいの人がいるのだろう。ある同性愛の人は13%と言っていたけれど、調べてみるとそれほどは多くない。4%というところもあるし、おおく見積もって10%というところもある。
 それでも100人に4人はそうだと言われても実はピンと来ない。私が生きてきた中で、そういう人に出会ったのはたった3人である。もちろん、新宿などのそういうお店関係を覗いた数字でだ。その人たちも、子供がいたり結婚していたりするから、両性愛というものだったかもしれない。感覚的には多くない。本当に困るほど多いという感じはしない。大体そこらにいたとしても、気がつかないし、それを公言しなければわからないし、それが重要な問題になっていないのだと思う。病気や遺産や、法的な保護という意味で困っているかもしれないが、それはそうならないとわからない事だし、私たちにはそれを察知することもできない。
 そういう問題をそのままにしていいのかといえば、本当はダメなんだろうが、他に大変な問題や、自分に関わる大変な問題があるのに、自分にかかわりのないことにとやかくも言わないのである。世界は同性愛だけで回ってはいないのだ。

 私も、実は同性愛であろうが異性愛であろうがあまり関心がない。変な目で見るとか、そういうことはない。相手が同性愛者であっても関心がないので普通に接している。それでいいんじゃないかと思っている。相手も何か特別に思ってほしいわけではなくて、普通に接してほしいのだろうと勝手に思っているのだが。私は女性が好きだし、それだけで十分じゃないか。

 「異常」発言があっても、それがさほど大きな社外問題化しないのは、実はそんなことはどうでもいいと思っている人が多いからではないだろうか。自分にかかわりがないので、「ひどい」と倫理的に考えても、必死で抗議するほどのことではないのだ。異常かと言えば正常ではない、やはり異常であると考えても仕方がない。
 
 同性愛者たちは必死で自分たちの権利を主張する。それは当然と言えば当然。でも、そこに違和感がある。
 自分たちを認めてほしいという気持ちはわかる。でも、現状は異端であり、社会システムがまだそれに対応してはいないのが事実。
 4%であっても、社会的システムは0%。少数派ですらないのが現状である。渋谷区がやっと、証明書を出すに至った。それで、生命保険会社が、受取人を同性でも出せるようにした。で、同性愛の人たちはそれっとばかりに自分の権利を主張しだしたのである。早くしろというわけだ。あなた方の会社がこう言った。だからとっととやれ。
 面喰っているのは、その生命会社の人たちではなかろうか。
 また、どういう風に進めるのかは前例がない。上からのマニュアルがない。あったとしてもそれを理解し、現場で使いこなすには時間がかかる。それは、新しいことなのだから仕方がないことなのだ。
 渋谷みたいに証明書があればと言われたと聞いた。それは当たり前だろう。今までのように血縁者ならすぐに解ることだったのだ。

 考えてみれば、けっこう大変なことなのだ。いままでの社会ルールで夫婦というものは実に解りやすい形なのだ。それでもそういう事実がなく保険金詐欺のようなことは行われていただろう。偽装にしろなんにしろ、結婚しているという書類を作らなくてはならない。女性だったら結婚したということで自分の戸籍も傷がつく。そういうリスクもあるのではないかというのは素人でも考えられる。もっとも、いろんな方法があるのだろうが。
 でも、同性愛だというのどうしたら証明できるのか。同居しているとどう証明できるのか。ルームシェアとはどう違うのか。難しいことだ。
 たとえば、誰かがなくなったとして保険金の請求が来る。今までは奥さんとか指定された遺族だろう。ところが、全くの赤の他人が受取人として名乗りを上げる。どう証明できる? 同性愛でしたと言われたとして、それで納得できるのか? 渋谷みたいな証明書でもあればまだいいのかもしれない。でも、それもない場合はどうするのだろう。素人の私でも、不思議な気がする。もっとも、今までだって受取人が血縁者でない事なんかもあるのかもしれないが。
 そういったいろんな問題をクリアにしていく必要すらあるのではないか。

 私はある同性愛者に、そういうこともあるのでのんびりと構えたほうがいいんじゃないかと言った。そんなに宿世に物事は進まないから。特に生命会社が同性愛者を認めたとしてその手続きが末端にまですぐに来ないよと。同性愛者のケースは失礼だが、圧倒的に少数であるはず。だって始まったばかりなんだから。何十年も血縁というルールにのっとって蓄えてきたスキルが役に立たない。また、事務の人間が研修を受けてやっと動き出すものなんだと。
 すると、「あなたはわかっていない」「あなたは保険屋か」「少数派こそが多数派なんだ」と分からない言葉をいただいた。
 会社がするって言っているんだから、すぐに対応しろ。というわけである。
 いろいろあるんだろうから、少しくらい待てばいいんじゃないかという言葉は、親切でもなんでもなく、アドバイスでもなんでもなく、火に油を注いだだけだった。
 ああ、心配したのに不快に気持ちになったなというのが正直な感想だ。
 もう、この人たちとは関わらないだろう。

 自分こそが正しいと凝り固まっているのだろうな。
 だから、人のことはどうでもいいわけだ。自分は正当性を主張して止まないのに、相手の意図や言葉を理解していない。自分たちが、虐げられてきたとすることと同じことを自分たちがしているわけだ。
 やれやれ。
 もっと、純粋で、もっと大変な問題を抱えている人もいる。
 あなたが抱えている問題は、そんなに世の中に人にとって本当に大問題なのか?
 非難すべきことであるのか?
 そんなに人生が不満なのか?
 
 この人たちが、理解を得られない、孤立しているとかいうのは、この人たちの方に問題があるのだという気がしてきた。こういうことたちが声を上げればあげるほど、ずれは大きくなる。その人たちが問題だということすべてがうさん臭くなってしまうのである。どんなに正しいことを言っていても、味方はいなくなる。同じような考え方をする人しか集まらない。

 声を上げるものは、注意深く耳を澄ませなくてはいけない。

 ステキな同性愛というか、性同一性障害の人を知っている。話したことはないけれど。彼(彼女)が一生懸命に仕事をしているところを見たことがある。私は、その仕事場でほかの人に用事があって話していたのだけれど、彼(彼女)はきちんと気を使ってくれて、お茶まで出してくれた。そして彼(彼女)は、自分の仕事(汚れる男っぽい仕事なのだが)に集中していた。
 また、ある日。彼(彼女)はイベントで自分からメイド服を着て通りに出ていた。案内をしていたのだ。にこやかに笑いながら。少し大柄で、みるからに男性なのだが、その雰囲気と笑顔は女性らしさがあったし、なによりも輝いていた。自分が解放されていたのだろう。
 彼(彼女)が文句を言っていたところを見たことがない。そして、職場の人たちはみんな彼(彼女)のことを理解し受け入れていた。そして僕にも、そういったことをきちんと説明し、不思議がらないように教えてくれたのだった。
 そういう人たちは自分が異常であることを受け入れ、それが自然とであると受け容れ暮らしているのだろうな。周りの人もそれが当然のように受け入れていた。
 ある日町中で、数人の人と一緒に笑っている彼(彼女)を見たことがある。ちゃんと女性の服を着ていて、それはとても似合っていた。
 彼(彼女)はとても幸せそうに見えた。
 いろいろ問題も抱えているのかもしれないが、彼(彼女よよなら周りも助けてくれるだろう。
 男であれ、女であれ、幸せは自分の心が作るものなのだ。
 不満だらけで暮していては、それさえ逃がしてしまうのかもしれない。


 
 
posted by まっちゃん at 18:33| 福井 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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