2012年04月07日

SPACE BATTLESHIP ヤマト って?

SPACE BATTLESHIP ヤマト スタンダード・エディション 【DVD】 / 木村拓哉, 黒木メイサ (出演); 山崎貴 (監督)


 アニメの「宇宙戦艦ヤマト」がリニューアルされて、新しくアニメが作られるそうな。それは、それで楽しみ。ヤマト世代としては、ヤマトの映画をみて泣いた世代としては、どうなるのだろうとわくわくする。やはりヤマトはアニメのほうがしっくりくる。
 ということで、久しぶりに映画についてかいてみたいと思う。
 まぁ、チョコチョコと映画は見ているのだが、なかなか書いてみたいというところまで行かなくて書かないのだが。

 で今回は「SPACE BATTLESHIP ヤマト」。
 いわずと知れた「宇宙戦艦ヤマト」の実写版である。上映された当時はなかなかに評判も良く、泣けるとかいろいろ聞いたような気もするのだが、実は未見だった。実は主役とヒロインがちょっとなぁ、と感じていただめだ。ほら、アニメが実写化されるときのあの違和感というやつだろう。で、今回DVDを借りてきた。
 もともとアニメのほうはもう古さを隠せない。昔は、戦闘機が飛び立つときに、重力を感じさせるために、その瞬間ちょっと下に下がるのだなんて語られ、それがリアルということなんだと言っていたけれど、実はその点は当時から疑問だった。(本当にそういう話があったのかと言われると、そういう記憶があるだけで、間違っているかもしれないが)
 実際は、音のない世界であり、ともすると遠近感さえないかもしれない。そのあたりの描写が絶妙だったの「スター・トレック」だった。
 実際、宇宙空間で戦闘機が飛び立つときに重力の影響は受けない。現在のアニメなんか、そのあたりをきちんと処理している宇宙ものもある。「モーレツ宇宙海賊」なんかがそれで、タイトルや主題歌から敬遠しがちだが、内容は結構面白い。ただ、どんぱちではなく情報戦、それによる相手の船の生命維持まで掌握すると言うような話とか宇宙空間での細かな話に妙にリアリティを感じてしまうのだ。

 実写版ヤマトは、実は原作の古さをそのまま引き継いでいる。それが味だと言うことなのだろうが、どうなのだろうか。最初見たときに、アナライザー(だっけ)の処理は面白いと思ったのだが、それが生かし切れていない。自分の相棒のように使えるコンピューター生命体のようなものだとしたら、みんながそれを利用するべきだろう。スターウォーズみたいに。そうすれば、話自体もまた変わって行くのではないかという気がした。

 そして、艦橋も古い。もちろん戦艦だからと言うことでもあるのだといわれればそうなのだが、いくら急造戦艦だったとしててもチープすぎる。体ショックのシートベルトもチープ。4点式くらいで、シートが自動で少し下がるというような細かな設定があってもいいのに。戦艦らしさにしては、そうとも思えない。実写ならではの違う戦艦らしさがあってもいいのではなかろうか。アニメを切り離して考えるくらいの意気込みがあっても良かったのではないか。
 また、相原がワープ先を探すのも、(どうして細かなごみまでないところを探せる仕組みがあるのかわからないけれど)リアリティがない。むしろ、3Dメガネがなんか取り出し、空間を立体的にスキャンするCGが何かほしかった。そのたびに、コンピューターが数値をはじき出すようなギミックとか。
 また、対閃光防御がサングラスかい。艦橋の窓が閉まり、コンピューター処理の画像を見せるとか何かないのか。いくらなんでも、前時代的過ぎないか。
 また、ガミラス戦闘機を捕獲しても、隔離もしないのか。いくらなんでも。撮影場所はフェリーの中でリアリズムと言うことだが、本当にそうか?

 とまぁ、細かな突っ込みは楽しみのうち。
 実は一番の欠点は、ガミラス/イスカンダルのことでもなく、主役の二人の演技のことでもなく、尺が短いと言うこと。
 アニメと同じ泣けるシーンを取り入れるのはいいけれど、なんか重みがない。古代と森雪のロマンスも、なぜか非道徳的に感じてしまう。必然性を感じない。感動するだろうというシーンを入れているから感動してもいいかなと言う気分になるのだが、なんか、全体に薄っぺらいので突っ込みたい自分がいるのだ。
 かといって、あのまま尺を長くすればいいというのでもないのだが。

 せっかく実写版にするのだから、もっときちんと作るべきところがあったのではないかという気がする。世界観の広がりがない。遠くにいった感じがない。
 司令部なんか出さなくてもCGで十分だし、宇宙艦隊などを作れるほど科学が発達しているに、それを感じさせない。疲弊していて、最後にやっと作ったのがヤマトだとしたら、それなりの描き方があるんじゃないのか。
 ガミラス対ヤマトだけのお話であっても、充分だったのじゃないか。ヤマトフアンは怒るかもしれないが。

 こまかないい点もたくさんある、けれども突っ込みたくなる点もたくさんある。好きだからこそということか。
 アニメ版に期待しよう。うん。また、ちがうものだからね。
posted by まっちゃん at 22:22| 福井 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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