2014年01月22日

ゴジラと原子怪獣現る

先日、昔のビデオを見ていた。『原子怪獣現わる』というアメリカの昔の怪獣映画。1953年だから、ゴジラの前年ということになる。
ストーリーはゴジラと似ていて、北極だの水爆実験で目を覚まし、漁船などを壊しつつ、ニューヨークにやってきて未知の細菌をまき散らし、アイソトープ弾を受けて絶命する。
原作はレイ・ブラッドベリの『霧笛』。だが、原作のムードはみじんもない。霧笛は古代生物が、仲間の声のように聞こえる霧笛をしたって灯台に現れるという話で、古代生物の悲哀というものがとても感じられる作品だ。だが、映画は、ただのエンターティメントである。霧笛を連想させるシーンもあるし、どうしてニューヨークかといえばかっての生息地だったから仲間を求めてといえるのかもしれない。でも、やっぱり霧笛にはかなわない。
全体的には、科学者が死亡したりとか、ゴジラとの類似点もある。

それで今日はゴジラを見た。1954年版。ちょど今から60年前の映画だ。仕事しながらのチラ見だが。
昔は、夏休みになるとNHK教育テレビ等で繰り返し放送されたものだ。後に敵対する怪獣などが出てくるようになり正義の味方っぽくなってしまったが、初代のゴジラはまるで違う。
そして私も年をとって、見方がかなり変わった。
ゴジラとは戦争であり、災害であるのだなと思う。
破壊される街の中で、母親が子どもたちを抱きしめながら「もうすぐ、お父様のところに行くのよ」と子どもたちに言う。お父様は戦争で亡くなったのだろうか。
ゴジラに街を壊され、あまりの惨状に感情を失った子どもたちが描かれている。母親をなくして泣き叫ぶ幼い女の子がいる。
希望を失った人間が描かれている。私はゴジラを見て、初めて泣きそうになった。
それを救うのは、人間をも滅ぼしてしまいかねない化学兵器。
それを作った罪深さ故に、科学者はともに命を落とす。
ゴジラは、ただの怪獣映画ではないという由縁が感じられた。久しぶりに見てみるもんだね。

今年、アメリカでゴジラの新しい映画が撮影されている。以前のゴジラは「ジラ」と呼ばれて、ゴジラとは似ても似つかぬものだっだけれど、今度のは予告編を見る限り期待できそうな気がする。




posted by まっちゃん at 13:46| 福井 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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