2015年04月25日

モンサントの不自然な食べ物を見て

「モンサントの不自然な食べ物」の上映会に行ってきました。

内容はといえば、モンサントという多国籍企業が作り出す遺伝子組み換えの大豆は、安全性に疑問があるにもかかわらず、自社の利益のために政府や研究者に圧力をかけることで安全としてきた。自社の種を使えば、自社の除草剤をまいてもその大豆だけは枯れないために収益率は上がる。そして会社は特許で莫大な金を儲けている。
しかし、その仕組みの中で除草剤の被害にあったり、がんの発症リスクはあがる。そもそもそのシステム自体が今までの自然な農業や、貧乏な農業を駆逐している。
それは牛や、綿花や、トウモロコシにも広がり、自然界をも浸食しているというような内容でしょうか。

要は、世界の種を牛耳ることで世界を征服しようとしているわけで、それにどんな意味があるのだろうと思ってしまいました。

ふと、思ったのが、日本とは違う封建制度の在り方です。ヨーロッパの君主制は国王がいたらその国民も財産のすべては王の支配下です。国が個人の持ち物なのです。対する日本は、江戸時代も士農工商という身分制度化あり封建制があっ暗黒と思われていますが、5%ほどの支配者階級の武士は没落し、町民農民商人が力をつけていく不思議な封建制でした。
というのも、武士は民衆のためにあったからです。ですから大名家には民の利を先にして自分の利はその次なのだとか、民衆に疎まれては国家を失うのだとかが家訓にあります。
ですから、江戸時代という世界にもまれな平和な時を過ごすことができ、みんなが文字を読めるほどに教養も高く、安全な時代が続いたのです。
もし、あと数世紀もたてば、江戸時代から自然破壊や公害などで明治・大正・昭和と暗黒の時代に入ったといわれるかもしれません。
明治維新が悪かったというわけではありません。それがなければ、今頃はどこのかの植民地だったかもしれませんし。

企業が儲ける姿勢、これが外国企業はひとを支配することで儲けようとしている気がしてなりません。モンサントもそうなのかなと。
そんなことしてなんになるのだろうという気もしますが、支配するということが意識の中に刷り込まれているのかもしれなせん。
日本は、社会に還元することが多いような気がします。社会環境を良くすることが金持ちの当たり前だったと思います。ですから、金持ちの店は信頼され繁盛していく。
日本に老舗が多いのはそのせいかもしれません。

遺伝子操作という技術も、それを利用しての農業も、本来は未来的な発想だったのだろうという気がします。
農家の手間を減らし、安全な食べ物を安定供給する、あこがれの未来を作れると。
でも、そこに利益を追求するという姿勢が加わり、本当はあくまで追求しなければならない安全性を、自己の利益のために犠牲にしてしまったわけです。

目先の利益のために、未来を売り渡したといってもいいのかもしれません。
その確かな影響はこの先、何十年かに姿を表すのだと思います。
社会学的に言えば、そういうリスクは等しく跳ね返ってくるのです。
中国の大気汚染は、等しく政府の要人にも金持ちにもかかわってきます。
がん発症リスクの高い遺伝子組み換えの食物も、自分たちが安全と言っている人たちの口にも入っていきます。
そのとき、人間の体がどういう変化をしていくのかは、解りません。

日本の、ミジンコは外来から来た4種のミジンコによって代わられてしまったようです。これは自然なものですが。
そして、セイタカアワダチソウ。これも外来種です。また、アメリカザリガニも外来種、生態系を壊すのにスボーツといって正当化して外来種の魚を放流してしまったり。
しかし、これらも長い年月で、日本の風土に合ったものに変質するということがあるらしいです。自然が自分の浄化作用を働かせるとでもいうのでしょうか。
遺伝子組み換えの作物ももまた、長い時間かけて変質し、除草剤をまいても枯れない雑草だって生まれてくるかもしれません。
そんな流れの中で、人間もまた同じでいることができるのでしょうか。
というか、人間自体がそういう自然の浄化作用の中で生き残っていけるのでしょうか。

こういう時代だからこそ、目先の利益だけにとらわれてもしょうがない気がします。
モンサントが世界の農業の100パーセントを牛耳ったところで、彼らはどうするのでしょうか。
どこか別世界で、別な生活でもするのでしょうか。
それにどんな意味があるのでしょうか。
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posted by まっちゃん at 16:56| 福井 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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