アニメ映画で、「森のリトルギャング」というものがある。冬眠している間に自分たちの森の周りに住宅地ができてしまった動物たちと、熊の食料を横取りしようとして失敗したアライグマがであって、人間の食料を横取りする話なのだが。熊の食糧というのは体に悪そうなお菓子ばかり…
この映画は、環境破壊などがテーマではないかといわれているが、救いはない。
お菓子の味を覚えてしまったクマ。人間の食料を横取りすることで安易に食料を確保する動物たち。決してなくならない開発。そのどれに対しても問題提起をしていない。救いはない。見ていて残念だった。あの動物たちの未来はない。
この映画と同じ状況が現実に起きている。
人の食べるものの味を覚えた熊たちは、人間の世界にやってくる。熊にとって、それは罪な行動ではない。いけないことではなく、生きるためにただ、食料を食べに来るのだ。
そして干ばつで、森の食料は限られている。
約8000頭から1万2000頭のクロクマが生息するコロラド州では、今年に入ってから銃殺または殺処分されたクロクマの数が2002年に記録された404頭にすでに迫っており、また西部ではどこも同じような状態だとされる。
クロクマが人を襲うことはまれだが、ユタ州(Utah)では7月に11歳の少年がキャンピング用のテントから引きずり出される事件も起きている。
またカリフォルニア州(California)では約3万頭のクロクマが生息しており、12年前の1万2500頭から大幅に増加した。
熊は、母性の象徴でもある。家族を大切にする動物なのだそうだ。
だからテディベアなど、クマのぬいぐるみが愛されている。
人間の都合で増やされたり、殺されたり。
豊かな森をクマに返してあげたいと思うのだが…


