2008年01月16日

米食品医薬品局、クローン食品の販売を承認



食品の販売を許可したのはいいけど、
FDAからは、安全宣言に加えクローン食品の危険性に関する調査報告書も発表された。
というのが分からない。

どういう内容が危険だと示されたのだろうか。
ミルクなんかは、想像するにまだ安全なのかもしれないと思う。乳腺によって作られる仕組みはクローンであっても、もとのウシであっても同じだろうし… クローンだからミルクまでクローンというわけではないだろう。
肉は? どうなんだろう。
DNAが同じものだというとなにか危険があるのかな。クローンはどこかDNAに欠陥が生じているのだろうか。それによって、私たちが分解して栄養として吸収したときになにかリスクがあるのだろうか。それがどんな影響を及ぼすと考えられるのだろうか?

実際にはクローンの動物を各種栄養素にわけて調べたり、3ヶ月間に渡って動物に投与して経過を見たのだそうだ。その結果、安全ではないかということで宣言されたらしい。でも、クローンを作る技術にはまだお金がかかりすぎて、現実にはまだ遠い道のりだということだ。
でも、何年にもわたって摂取したらどうなるのだろう?

問題となっているのは、そもそもそういう危険を冒してまでクローンの肉やミルクを得る必要があるのだろうかということだろう。
最近ではスローフードや、地産地消などいうことが注目されている。また、食育ということで「食」をもっときちんと考えようという流れがある。そういう方面からすれば、クローン技術になぜ頼らなければならないのか分からないということになるのではないだろうか。もっと、自分たちの足元を見つめ直す必要があるのではないか。
ただ、たんに栄養だけを取ればいいということではなく、食べるということは文化や歴史まで食べるということなのだ。もっと心にゆとりを持って、食べられるだけのものを食べていければいいのではないか?

また、反面こういう反論も出てくるだろう。
地球の人口は増え続けている。水産資源だけで復帰可能な量の240%を世界は食い尽くしている。もっともこれは、ただ資本主義、金儲け主義から離れて、必要な分だけを捕ればいいという考え方もあるだろうけど。
人口は膨れてくる。貧しい人々にはもっと食料が必要だ。しかし、世界には分けるべき食料の数は限られている。
そして、地球温暖化により干ばつは増え続けていく。このままいけば、農業国のアメリカでさえ、かなりの部分が砂漠化するだろう。中国やもんごるも砂漠化は進んでいる。そして異常気象により作物は不安定な収穫しか望めないところもでてくるだろう。
そのとき、世界の食料はどうなるのか。

私は、裏の畑で取れるものだけでたぶん生きていくことはできないだろう。ちいさな、ささやかな畑だから。
何年か後、私たちの口に入るのはなんだろう。地域で取れた新鮮な野菜に、肉だろうか? それともクローン肉だろうか。あるいは、栄養素の塊だけで生きていかなくてはならないのだろうか? 

クローンの問題は、その時使うためのものであっては欲しい。最後の手段ででもいいと思う。できれば、使わないでいて欲しい気もする。

posted by まっちゃん at 09:31| 福井 曇り| Comment(0) | TrackBack(1) | 環境問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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